8月19日は 俳句記念日 819で そのまま

文化

俳句の日・俳句記念日(8月19日 記念日)

「俳句の日」は、正岡子規研究家で俳人の坪内稔典らが提唱し、1991年(平成3年)に制定。「俳句記念日」は、俳句作家の上野貴子氏が主宰する「おしゃべりHAIKUの会」が制定。

日付は「は(8)い(1)く(9)」(俳句)と読む語呂合わせから。句会などを通して、俳句の楽しさ・奥深さ・季節感の大切さなどを知ってもらうことが目的。記念日に合わせてイベントや大会などを行っている。「俳句記念日」は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

俳句について

俳句は、主に五・七・五の十七音で表現され、「世界一短い詩」とも言われる。江戸時代に俳諧が流行し、最初の五・七・五の発句を重要視したのが松尾芭蕉(1644~1694年)である。芭蕉の有名な句として「古池や蛙飛びこむ水の音」がある。

そして、明治時代になると正岡子規(1867~1902年)によって近代の俳句が確立された。生涯に20万を超える句を詠んだ子規の作品のうち最も有名な句として「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」がある。上記の芭蕉の句と並んで俳句の代名詞として知られている。

「俳句を作る」ことを「俳句を詠む」と言うが、「詠む」はもともと「読む」と同じ言葉で、「数を数える」という意味に由来する。現在でも「サバを読む」「票を読む」「秒読み」などの使われ方が残っている。数を数えることが、文字を一字ずつ声に出して読み上げることに通じるとして、「詠む」は「文章を読む」という意味になった。

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